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日々雑事 虫を食べる
2013年06月12日
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 「人口70億人に膨れ上がった人々ひとりひとりが(牛肉の)ハンバーガーを口いっぱいにほおばる事は、
単に起こりえない。」
 - ブライアン・フィッシャー、カリフォルニア科学アカデミー食虫学主事

 昔からイナゴの佃煮や山の珍味・テッポウムシなどで有名な昆虫食(Entomophagy)ですが、実際に食べてみよっかな?と思いついたきっかけは、自分の住むアメリカ東海岸が今年、17年に一度のセミ(通称:17年ゼミ)の大発生に見舞われるとニュースで知った事でした。「わし」は中国や台湾・東南アジアでは地面に出たばかりのセミの子を油炒めにしたりして食べている事を前から知っていたし、韓国食材店などで売られている蚕の蛹「ポンテギ」を何処かの罰ゲームで食べてその(虫なのに)ちょっとカニみたいな味わいが案外うまかったのを覚えていたため、こういうふつうの(?)セミも食べられるのかな~と思っていたところへ、友達が衝撃的な事を教えてくれたのでした。曰く、かの国連もむし食を推奨しているらしいと。

 いまだ例を見ない国連渾身のギャグと感心しながらも少し調べてみたら彼らはマジだったんです。今年発行された昆虫食を推奨する調査書を見つけてしまったのです。続けてこんな記事をはじめ、最近アメリカのサイエンス系媒体が大真面目にむし食について紹介している様々なコラムが見つかったので、なんだか愉快でした。そしてこれらを読むにつけ、人口が爆増している今の地球に住む者にとってあるものを食べていくという態度は今後ますます重要になるのだという考えが新たになりました。上記のサイエンスニュースの記事に添付されているビデオを見ると、近年サンフランシスコにオープンした昆虫を供するレストランでは、経営している人も、お客さんも、一昔前「虫を食べる」といった時に想像したようなアングラな人々とか虫食い芸人・見世物小屋のような雰囲気とは全く違った、クリーンで知的探求心が旺盛そうで、ちょっとインテリっぽい若年層が中心になっているのが分かる。現代文化は往々にしてリベラルな方へ進むことが多いけど食についてもそうなのかな。

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最近食べたざりがにも一部の国ではポピュラーな食材である。

 いわゆる先進国で虫が食糧として真剣に考慮され始めた直接の背景は未来の食糧事情への憂慮だが、上述のビデオによると昆虫は、実は栄養価が高く食材としても優れているんだそうだ。例えば同量の牛肉や豚肉に対して、コオロギやミールワームは含有するビタミンB群、蛋白質の量において勝り、また飽和脂肪酸の量は少ない。また昆虫は冷血動物である。このことは実は世界の畜産業において革命的な事なのだ。体温を保つ必要の無い冷血動物はエネルギー効率が良く、従来の家畜であるウシやブタなどの温血動物に比べ圧倒的に少量の資源で生育することが出来る。例えば牛肉1パウンドを生産するために水なら1000ガロンが必要だけど、同じ1パウンド分のコオロギのためには、たった1ガロンの水ですむらしい。気になる伝染病やバクテリアの媒介に関しても、人間と昆虫とでは種族が遠くかけ離れているため互換性のある病気がなく(※)、その点ではむしろ哺乳類の家畜の方が危険だそうだ(※内部寄生虫や細菌感染など昆虫が「媒介する」病気は知られている)。

 ここまでむし食に好意的なことばかり書き並べていささか自分でも変な感じだが、調べた限りで彼らの食品としてのマイナス要素が、現時点で「キモい」という心象的な所以外殆ど見当たらなかったのである。となると・・・・・・・・・さあ!セミちゃん。いつ来てもいいからね~と窓全開、心の窓も全開でフライパンに油をぬりぬり迎え入れる覚悟ですが、肝心の気候条件が揃わないらしく、我が家付近への17年ゼミの襲来はもう少し後になりそうです。嬉しいような残念なような・・・ヘンな気持ちになりました。5点。

 ※一番上の写真はむし料理ではありません(期待してしまった方すみません)。これはこないだ作った、子牛の脳みそのフライです。動物の、ほかの人があんまり食べない、廃棄されがちなパーツを食べるというプロジェクト?は細々とですが続いています。ただし脳はクロイツフェルト・ヤコブ病の関連で食べることにリスクがあると考えられているので、あまりまわりに勧められるものではありません。
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体 全部をいただくわけですし 美味しい のであれば
ただ やはり 見た目 に躊躇してしまうかも
蛸を初めて食べた人はすごいと思うわ
牛の脳みそ 美味しいですか?
山梨の山奥の部落では 30年ほど前まで
具合の悪い時は 猿の脳みそを食べる と聞いたことがあります
生で・・・

2013.06.14 12:10 | URL | ちび鳩 | 編集


 ちび鳩さん ありがとうございます。

 蛸は確かに、初めてだったら絶対に勇気がいりますね。シャコとか、エビとかもよく見るとちょっとあやしいですよね。小さい頃ゆでたエビの身の、あのオレンジと白のシマシマが気味悪いと思っていた時期がありました。

 サルの脳みそ「生」ですか!ぞぞぞ~それはすごいや。ちび鳩さん、それってホラーですね!フライならうちの母も昔外国で食べたそうですが・・・生では私は食べられる自信がない。霊長類同士、いとこを刺身にして食べるような事ですものね。ウシの脳みそは、ふわふわしたアンコウの肝が動物的になった感じで比較的おいしいですが、好んでしょっちゅう食べるような気持ちはいたしません。今回のは、誰も買わずにセールになっていたのでゲットして参りました。
2013.06.14 12:35 | URL | 「 わし 」 | 編集

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