スポンサーサイト
--年--月--日
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
日々雑事 そこにいない人
2012年01月28日
A perfect place to play a video game.


 義理のいとこが去年サンクトピテルブルクで撮った写真を送ってくれました。トイレを椅子にするって画期的ではないですか?便座って、座ってるといろいろはかどる特殊な効果があるように思うのですが。公共のしかもトイレが全くの私的空間になっちゃっていて、こういうのが年の功か~と感心しました。暫く笑ったあと今度はこのおばーさんはなんでここに座っているんだろう?もしかして、お家に居場所がない人なのかもしれない、ホームレスなのかも知れないと気になってきました。
 
 そういえば数日前、近所のスーパーで買い物をした後両手に荷物を持っておもてへ出る扉に近付いたところ、身なりのよい親切そうなおじさんがさっと戸をあけてくれたのでお礼を言って通りました。そのあとしばらく「いい人だったな」と、いい気分が続いた。
 次の日は、仕事帰りらしき女性ふたりが別々にやってきて信号の前で出会い、待ちながらなんとなくしゃべりしだして、実は子供同士が同じ学校に行っているという事が分かった途端、今の今まで他人だったのが急にすごく仲良くなっていました。再び、「いいものを見たな」と、その後しばらくいい気分が続いた。

 このおばあさんの写真を見て以来、これらふたつの身近な記憶がパッと蘇ってきました。なぜかというとそれぞれの場面に、「そこにいたのにいないことになっている人」というのが居たのを思い出したから。それは、ホームレスの人達だ。スーパーでおじさんが「わし」に対してドアを開けてくれる前にも、実はそこに荷物を抱えて立って、誰かが開けてくれるのを待っていたホームレスの人がいたのだ。二人の女の人達が楽しそうに話しているうしろで、メッセージの書かれた小さな紙切れを持ってずっと立っていた人がいたんです。

 そして今日、自分がランニングをしていたら、道にいた大男のホームレスの人が何事か話しかけてきたので、条件反射的に「ごめん、今あげられるものは何も持ってない」と言いました。でもその人が首を振って何度も言い直すので立ち止まって耳をすますと(すごく潰れた声だったので)、その人はお金をくれと言っているのではなくて、ただ「君のヘアスタイル可愛いね」と言っているだけだったんですね。それを聞いて、何と言っているか聞きもしないでただ、彼はお金を欲しがってると決め付けたことが恥ずかしかった。貧しく、汚れていて依存症や精神疾患を患っていることの多いアメリカのホームレスですが、彼らも一個一個の人間だという事を思い出させられた。ホームレスというカテゴリにくくられて、他の人から全く無視されて暮らしている彼ら。道を歩いていても誰も彼らの事を見つけない、話しかけない。彼らにとって人間の住む街ってどんな風に見えているんだろう。
スポンサーサイト
 こんばんは、お久しぶりです。
 ボクは時々、ホームレスの人々と接する機会をもっています。当たり前のことですが、皆さん、それぞれ今日まで生きてきた歴史がありますね。とても優しい表情で話してくれることもあります。

 わしさんの記事を拝見して、いろいろ思いを巡らせました。
 
 街をゆく人々の蔑む眼は、通り過ぎる一瞬のことですが、ホームレスせざるを得ない状況や理由には、なかなか想像力を働かせることができないですね。明日は我が身だったとしても…。わずかな時間でも、そのことへの意識が高まれば、彼らを包摂しているこの社会の成熟度が深まる様にも思います…。

 ホームレスの皆さんのなかには、鳩たちと仲良くしていらっしゃる方もいますね。ボクも「鳩は可愛いですね」と話しかければ、「おお、可愛いなあ」と頷きながら返事をしてくれます。彼らの見つめる街は、まぎれもなく、愛や哀しみが溢れるボクたちの住む街そのものに他ならないと思いました。
  
 それでは、失礼いたします。
2012.02.09 23:46 | URL | ゆうき | 編集

 ゆうきさん、ブログ楽しく拝見しています。こまめにアップデートされていますよね!公園に良く行かれるという事はホームレスの方との遭遇率も高いのでしょうね。鳩もそうですが、やたら猫に詳しい人もいませんか?地域に必ず一人はそういう人がいる気がします。弱かったり小さい生き物に優しい人が居る反面、荒れている人も居るので、私はなかなか話しかけたりは、しづらいですね。

 人間が社会をかたち作って生活する生き物な以上、彼らのような存在はかならず出てきてしまうのかなと思います。浮浪者と差別階級って、いつの時代・どこの文化圏にもあるような気がします。彼らがいなくなった時はその社会が成熟した証となるんでしょうか?彼らってある意味、その場にある地域とか、街の反射された存在でもあるんでしょうね。

 そういえば自分の行っていた学校が慈善活動に熱心で山谷にお米を寄付したりしょっちゅうしていたんですが、ホームレスの人たちってただ物をあげるだけじゃなかなか良くならないんですよね。なにかもっと、心の中まで効くようなこと(自発的に良くなろうとする心を刺激すること)を施さないと、真の更正はこないし、でも、そもそも良くなろうとする気持が削がれてしまってホームレスになるわけですから、難しいと職員の方が仰っていたのが記憶に残っています。

 コメントをどうもありがとうございました^^
2012.02.10 23:16 | URL | わし | 編集

  管理者にだけ公開する


© 2011 YURIKA K.K. All Rights Reserved

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。