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世界の事 イスラエルのこと
2012年02月02日
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イスラエルのカラス/crows in Israel

 今年に入って早々、身近な事がらや国が関係する見過ごせない出来事がなぜかやまもりです。今日の「わし」家はアメリカの国防長官が、イスラエルが春までにイランを攻撃すると発言したという話題で持ちきりでした。

 イスラエルという国は自分と同居人Vの間でよく話題にのぼる国で、なぜか将来移住する計画がぼんやりたっていたりするなんだか知らないけど少し身近に感じる国です。定義上はユダヤ系と言えるVとその家族にとってはちょっとした思い入れもあるらしい。ついこないだも来年あたり義両親が飼っている犬を看取ったら皆で休暇をとって行こうとかなんとか話をしていたばかりだったので、思っていたよりずっと早く戦争の危険が迫ってきてしまったことに心が痛んだ。まだ死海の塩水もなめてないし味の違うマクドナルドも食べてないし、サイケのレイブにも行っていないのに。(自分の体験したいものがどれもちょっとしょぼいですが…)
 
 現状、イスラエルが中東の核保有国と戦闘状態になるというのはかなり良くない事態で、それがいずれ高確率で程度の差はあれ核兵器が使われた戦争に発展することを意味している。現代イスラエルはほんの60年ほど前に国として名乗りをあげたばかりのお金持ちのユダヤ人がみんなで力を合わせて聖地のまわりに土地をかき集めて建国した国である。国土があまりにも小さいので、外交上やられる可能性があったら先まわりして相手のもくろみをおじゃんにするというのがいつもの彼らのやり方だ。今回もイランが核爆弾を完成させる前に何らかのアクションをしたいのだろう。こういう性質が日本などではなんとなく好戦的な国と思われている根源かなと思いますがその一方で、中東では唯一の完全な資本主義国で経済的に開かれた国だったりもする。触ろうとしたりいじめたりしなければ襲ってこない、砂漠の毒蛇みたいな国なんですね。

 ともあれそういう場所なので隣の大国イランが現在どんどんと核兵器を作るのを進めているのを受けて(しかもイランは宗教上の理由などでイスラエルを心底憎んでおり、イスラエルを世界から消すのに自分らの人口の40パーセントが死に絶えてもかまわないとすら言っている)、もう黙ってみていることは出来ない、これ以上は危険すぎるから先にイランを破壊するという判断には妥当性がある。問題なのは、イランが核の設備や材料を製造したり保管してる場所というのは地下深くにあって、これを壊すには地中を何マイルも貫通する特殊な爆弾を使わなければならないらしい事。そして、現時点でそのようなばかげた兵器を持っているのがアメリカだけらしいということ。アメリカは丁度まだ軍隊がイラクに駐留していることもあり、この兵器のこともあってイラン・イスラエル間の戦闘に介入させられることを避ける布石にするため、今回この国防長官の発言でこの事態を国際的に公にしたかった狙いだと思う。アメリカはイスラエルに友好的なので、オバマさんなどがなんとか事態が変な方向に行くのを食い止めようとずっとがんばっている。
 
 こういう戦争は本当にやめてほしいと思う。現代のテクノロジーを使えば、戦争をプロフェッショナルの間だけで済ます方法だってあるはずだ。アメリカはすでにいくつもその術を持っているし同様のイスラエルも何度もそういうアプローチを試みているらしいけどれど、イランなど中東の多くの国にはあまり通用しない。それは彼らが旧世界的なやり方の戦争(爆弾をばら撒き人が大勢死ぬ)を依然、戦闘の概念の主体として持っているからだ。これだけ広大な地域の大勢の人々が宗教の原理に則って行動することの計り知れないエネルギーと、その恐ろしさを切々と感じる。日本人は宗教観が薄いと、それがどこか恥ずかしいことのように語る人がいるけれど、自分にはそれが悪い事だなどと断じる事は出来ない。宗教が強くあれば個々の文化は幸福になるかも知れないけど世界は戦争になる。

 写真は同居人が2年前にイスラエルへ行った時のを拝借しました。カラスもなんだかスリムでエキゾチック!見渡す限りのこの土地、砂粒のひとつひとつがそこに住んでる人らの「宗教」そのものだと思うと、風景も少し違って見えてくる。
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