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野外活動 花が咲いた
2012年04月06日
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近所の公園にて

 自分がくだらないものを作ったり未来の世界について考えている間に、外では赤いチューリップがたくさん咲いていた。とってもきれい。自分がもしもすごく昔の人で、理想の場所を求めて山越え谷越え旅してきたあとこうして一面に赤いチューリップの花が咲いている野原に出会ったら、死んだらそこで眠りたいなーと思ったかもしれない。そう思ってしまう位こうして赤い花がたくさん咲いて一斉に風に揺れているところは綺麗で、ちょっと魔力的で、じっと見てるとおいでおいでと言われている気持になってくる。世界経済史上で最初に起こったバブルはチューリップの球根の取引きが引き金になって起こったというけど、こうしてみると小学校の軒先にアカシロキイロと植わっているだけの姿からは想像できないこの植物の力みたいなものを感じる。

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 花びらのチョンチョン模様は球根に入り込んだ細菌が起こすものとどこかで読んだことがあるけど本当のところはどうなのだろう。病気が綺麗な模様をつくることもあるなんて面白い事だ。この花の有名な産地であるオランダに住む前に少し調べたことがあるのだけど、このありふれたチューリップが一体どこからやってきて人間の生活に深く介入して行ったか、実は良くわかっていないらしい。野生種の見つかっていないこの花には、人間の庇護下を自分達の生活の場に選んで入ってきた植物の意思みたいなものがあるように思う。

 3月から5月のあいだはワシントンD.C.では花の行事が多く、特に今年は日本から桜の木が送られてから丁度100年の節目という事もあって、そこらにある樹木のなにもかもが咲き乱れどこもかしこもにぎにぎしくなる。ということで街の中心部は人ごみで大変になるのでちょっと車を走らせ市街地の外れにある樹木園などに足を伸ばしてみたりしていました。

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国立樹木園にて

 見てくださいこの盆栽、すごい元気でブリブリ。この樹木園の日本パビリオンにある盆栽はどれもこれもかなり健康で、大切にしてもらっているのが伝わってきた。200年以上前のものもちらほら見られ、ひとつひとつ造った日本人や日系人の名前がプレートに記載されていました。この木はなんか安定感がすごく人生相談をしたくなるキャラだ。自分は目に見えず、予測もつかない未来などについて考えるのが苦手なので、こうして長い時間を知っていそうな生物に出会うと、何かを教えて欲しい気持ちになる。

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phragmipedium ( Appalachian Sunset ) 国立植物園にて

 花見のついでに、今丁度蘭が来ている国立植物園にも行きました。一般的に良く見られるデンドロビュームとかシンビジュームとは少し異なる、パフィオペディラムというグループの蘭が好きなんですがあまり頻繁に見られるものでもないので、こういう機会にゆっくり、そしてじろじろと見物

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paphiopedilum A. Dimmock 国立植物園にて

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paphiopedilum hirsutissimum 国立植物園にて

 なんか変な形で、可愛さの中にちょっと気持ち悪い虫みたいな雰囲気もある蘭だと思いませんか?個人的にはずっと見てるとドキドキしてくるような好きな花ですが、爬虫類とか鳩の繁殖と同じく、一度気に入るととめどなくはまってしまう性格なので、あまり深入りしないように気をつけています。とかいいながら機会があったら一度家でも育ててみたく、今は、うちにさりげなくいる二年目のファレノプシス5株を練習台にしています。今年これにまた花をつけてやれたら一歩進歩だ。

 このほか肝心の桜の花見にも行って写真を撮ったりしていたんですが、桜を見ると物悲しい気持ちになるのでフォルダにしまったあとは一度も見ていません。なんか桜の下で浮き立った人々を見ると少し悲しい気分になるうえ、桜を見ると「あー一生のうちで桜を見られる回数がまた一回減ってしまった。」と、変な考えをしてますます寂寥感がつのるので。人生はなかなか自分の思っているようにはいかないうえ、楽しむには短すぎ、苦しむには長すぎるような気がする。今の自分にとって桜は、行き先不明の人生の中でただ時が過ぎたことを、定期的に教えてくれる花という感じであります。
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